2021年11月3日 14:56 1219
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よしながふみの同名マンガを実写化した本作は、料理上手な弁護士・筧史朗(シロさん)と美容師の矢吹賢二(ケンジ)の暮らしを、日々の食を通して描く物語。2019年のテレビドラマ、2020年のスペシャルドラマに続き、西島がシロさん、内野がケンジを演じた。
西島は上映後の客席を見渡し、「質問があったら答えたいぐらい。(スタッフに)怒られるかなあ」とフランクにしゃべり出し、MCの
内野が2021年秋の紫綬褒章の受章者に選ばれたことを受け、登壇者たちが祝福する場面も。内野は恐縮しながら「どんな映画だろうが、演劇だろうが、役を徹底的に掘り下げていくのが変態的に好きなので。掘り下げて掘り下げて皆様に提示するものを評価していただけたなら、やってきたかいがありました。『力強い役から繊細な役まで』と(記事に)書いてくださっていましたが、その『繊細な役』がまさに本作なのかな」と心境を口にする。西島は「ドラマのシーズン1の撮影が終わったとき、内野さんが『俺たちもっとやれるよね』とおっしゃっていたのを思い出しました。内野さんは常に『もっともっと』と、俳優としての理想みたいなものを求め続けているんだと思います」と尊敬のまなざしを向けた。
そんな西島について、内野から裏話が飛び出す。「さっき西島さんが『紫綬褒章おめでとうございます』とプレゼントを楽屋に持ってきてくださって。でも、ここ(口の横)に何か付いてるんです。『西島さんドーナツ食べたでしょ?』って聞いたら、当たりでした(笑)」と内野にバラされると、西島は苦笑しながら肩を落とした。
「自分しか知らない共演者の秘密は?」というトークテーマでは、山本と磯村が互いのマニアックな情報を明かしていく。山本は磯村について「A型、足のサイズ26.5cm、9月11日生まれ。ここまでは調べたら出てきますが、僕は彼の生まれた時間を知っています。朝6時17分です!」と自慢げに発表。一方の磯村は「山本さんと言えば筋トレ。たまたま撮影現場で着替えているところを見たんですけど、見たことない胸筋をしていて……雪見だいふくみたいでした」と報告して登壇者たちを笑わせた。
作品に絡めて「今“おかわり”したいことは?」と尋ねられると、西島は「そりゃ連続ドラマのシーズン2やりたいですよ!」と即答。最後の挨拶では「演じる側が言うのは変ですが、シロさんとケンジはどこかで幸せに喧嘩しながら生きているんだろうなと思っていました。映画の話が来て、台本を読んだら、2人がちゃんと生きてる、変わってないんだというのがうれしくて、すごく感動したことを覚えています。毎日楽しく幸せに撮影しました。シロさんの料理のように愛情たっぷりの映画です。いつでも僕たちはスクリーンで待っています」と思いを込めて語り、会場は大きな拍手で包まれた。
「劇場版 きのう何食べた?」は全国で上映中。
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