「洋葱（オニオン）亭」
２種類の日替わり弁当に、キーマカレーやガパオライスといったアジア料理。キッシュや鶏白レバームースといったワインのあても、デザートもある。出店場所に応じて内容は変えるが、和洋中なんでもありだ。
「他の店と同じにならないように、なるべくお客さんを待たせないように、とメニューを変えてきました」。店主の大宮孝文さん（４８）＝名取市＝が話す。
昨年まで青葉区国分町で洋食とワインの店「洋葱（オニオン）亭」を営んでいた大友さんと、中華が中心の「洋葱酒家」を切り盛りしていた妻の洋子さん（５８）が、ともに腕を振るう。
昼の商いに移行しようと弁当の製造・配達に注力しつつあった昨年春、新型コロナウイルス感染が拡大。長期化を見越し同６月にキッチンカーの営業も始め、店舗は休業を経て閉めた。
洋葱はタマネギの意味。大宮さんは「生のままでは辛いけれど、炒めれば甘みや深みになる。毎日手間をかけて仕込むことは、変わらず続けたい」と言う。
売り上げは「店舗の時ほどはない」と率直に明かす。数日分をセットにした夕食の宅配事業も始め、手の込んだ料理を提供しようとアイデアを練る。（丸山磨美）
［メモ］１１月は仙台市泉区のイオンタウン仙台泉大沢に毎週土曜、イオンタウン塩釜に２０日出店。日替わり弁当５５０円、ワインのあてセット１０００円など。弁当は２個以上の予約で同市中心部の企業などに配達する。連絡先は０９０（２０２８）４９２８。配達は０７０（２０２２）７１８６。
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＜いぎなり仙台／キッチンカー＞手間かけ仕込む和洋中 - 河北新報オンライン
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