新商品のスイーツボトルと２種類のいちごクラフトコーラを手にする馬場園長＝高浜町のパピィフルーツパークで
キッチンカーで冷凍イチゴを使ったスイーツを販売する高浜町鎌倉のイチゴ農園「パピィフルーツパーク」の馬場祥誠（よしあき）園長（４２）は「生イチゴの出荷がなくなる夏に目新しく、映えるものを作りたい」と半年ほどかけて三商品を開発した。大粒で甘みが強い農園の「章姫（あきひめ）」をふんだんに使用した新しいスイーツと二種類のドリンクだ。 （相原豪）
スイーツはコーンフレーク、冷凍イチゴ、生クリーム、イチゴムースを層状に透明のボトルへ詰め込んだ「スイーツボトル」（税込み七百円）。冷凍イチゴの解け具合でタルトやアイスに味わいを変える。
二種類のドリンクは、スパイスが利いた無添加コーラの原液を使った。「いちごクラフトコーラ」（税込み五百円）は、すっきりとしたのど越しとともに冷えたイチゴの果肉が楽しめる。「いちご抹茶クラフトコーラ」（税込み六百円）は、ＪＲ小浜線松尾寺駅舎内の茶屋「流々亭」の抹茶をブレンドした。
馬場園長は「県内では珍しい農家のキッチンカーを通してパピィを知ってもらい、高浜で一番端の内浦地区にも足を運んでほしい」と話す。料理旅館や漁港、五色山公園と魅力たっぷりの内浦地区へ人を呼び込むきっかけになりそうだ。
キッチンカーでは、昨年七月から期間限定でスムージーなど数種類の冷凍イチゴの商品を販売している。新商品は、小浜市小浜白鬚のまちの駅で開かれたイベント「旨（うま）いもんすごろく」で披露されたほか、七月中旬からは高浜、おおい町のスーパー「サニーマート」などで土日限定で販売の予定。好評なら農園での平日販売も検討している。
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