「節ガス」。この耳慣れない言葉が今後、日常になるかもしれません。ロシアのウクライナ侵攻によるガスの需給逼迫(ひっぱく)に備え、政府による節ガス要請の検討が本格的に始まりました。家庭でできる対策とは。
都内にある人気のラーメン店。今、頭を悩ましているのはガス代です。
らーめんバリ男・岩崎誠店主:「これがまさに6月分のガスの明細だが、2199立方メートルで25万円。昔(約半年前)は18万19万くらいだった。節ガスをしてこの状況」
こちらの店では営業中、客が来るまでガスを弱火にするなど、様々な節ガスをしているといいます。
物価高で材料費もアップし、電気代も半年前は10万円ほどだったのが、14万円ほどになるなかでのガス代の値上がりは非常に痛いと話します。
らーめんバリ男・岩崎誠店主:「電気代も上がる、ガス代も上がる、材料費も上がるでジャブがちょっとずつ効いてる感じ。ダブルパンチ、はい」
一方で、そもそも街の人は節ガスを知っているのでしょうか…。
30代女性:「(節ガスを)知らない。節電も結構、子どもいるとクーラーつけないといけない。ガスもって言われると大変」
50代男性:「夏場はいいが、冬場はガスの利用量多いので冬場にかかって両方となるとたまったもんじゃない」
では、家庭でどのような節ガスができるのか。ガス器具やガスの販売を行う会社に家庭でできる節ガス術を聞きました。
まずは、家庭で一番ガスを使うというバスルームでの節ガス術は…。
大洋商事・園田詩織さん:「まずシャワーなんですけども、4人家族の場合1人あたり2分シャワーの使用量を減らして頂くと大体、年間で1万から2万円はお得になります」
1回2分短くするだけで1万円から2万円もお得に。また、シャワーは17分流すだけで浴槽一杯分になるほどお湯を使ってしまうので、注意が必要だそうです。
そして、キッチンでも節ガス術があります。
大洋商事・園田詩織さん:「大きい鍋を使うことで節ガスになります。ここに火が当たるだけで熱伝導が起きて、少しの火でも鍋に熱が伝わりやすいので、その分、大きな火を出さなくてもガスの節約になると言われています」
炎が鍋底からはみ出さないようにすると、「東京ガス」によりますと、直径20センチメートルのふた有の鍋で20度の水1リットルを沸かした場合、一日3回として算出すると年間1062円の節ガスになるといいます。
また、鍋を長時間使用する場合はふたをするのも大事だそうです。
家庭でできる風呂・キッチンの「節ガス」術 - 東日本放送
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