ブラウンチーズをトッピングしたワッフルを提供するストロム・美歩さん＝阿久根市大川
阿久根出身の美歩さんは福岡市で働いていた時、留学中の夫アレクサンダーさん（４７）と出会い、２００９年に結婚。ノルウェーで１４年間暮らした。
子ども２人を日本の学校に通わせるため今年３月に帰郷。ノルウェーでフードトラックの勤務経験もあり、「現地でおいしいと感じた料理を古里の人と共有したい」と、キッチンカーを購入した。
６月から週１、２回、市内を中心に店を開ける。生地が柔らかいワッフルや、まろやかで飲みやすいコーヒーなどを届ける。ヤギ乳を使ったチーズもその場でスライスしノルウェーの朝食を再現する。母の中村八重子さん（６４）も手伝う。
７月１３日は阿久根市大川地区の「より処きてん」のもやい市に出店。客との触れ合いも楽しんだ。同市鶴川内のパート児玉弥生さん（４８）は「ノルウェーに親しめるいい機会」と喜んだ。
９月にはアレクサンダーさんもノルウェーから神戸市に転勤となる。美歩さんは「キッチンカーを通じて海が美しい阿久根に人が集まればうれしい」と話している。出店情報は同店インスタグラムに掲載している。
ワッフル、ブラウンチーズ…ノルウェーの味 キッチンカ―で伝えます 鹿児島・阿久根の女性「夫の母国の食文化 身近に」 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞
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