高温多湿な時期になると発生しがちなのが、コバエの一種である「ショウジョウバエ」。生ごみをすぐに処理せずにいると、いつの間にか発生している厄介者です。ショウジョウバエとはどのような特徴があり、発生してしまった場合はどのように駆除すれば良いのでしょうか。
ショウジョウバエとは?
ショウジョウバエは成虫でも約2~2.5mmと小さなハエのこと。果物の皮や酒類のにおいに引き寄せられる傾向があり、最大の特徴は、卵から成虫までの発育がとても速いこと。一度卵を産むと、あっという間に大量発生してしまいます。特に春から秋にかけて多く発生します。
コバエにはそのほかにも、野菜や肉の残骸に発生しやすいノミバエや、水気の多い風呂などに発生しやすいチョウバエなど、さまざまな種類がいます。
ショウジョウバエの発生原因と駆除方法
ショウジョウバエの発生原因
ショウジョウバエは、腐敗が始まった果物や野菜、パン、ビールやワインといった酒類に集まり、繁殖する習性があります。パンくずやバナナの皮など果物や野菜のくず、こぼしたビールやワイン、剥き出しにした生ごみなどを放置していると、ショウジョウバエがいつの間にか発生し、気づいたときには大量繁殖しているかもしれません。
生ごみは調理の都度ビニール袋に入れて封をすること、缶ビールなどの飲み残しは放置せず、缶は水ですすいでから捨てることを心がけましょう。水気もショウジョウバエを引き寄せる原因となりますので、キッチンや浴室などの水廻りに水滴が残っていないか確認し、こまめに拭き取ることが大切です。
ショウジョウバエの駆除方法
既にショウジョウバエが発生してしまった場合、どのように駆除すれば良いのでしょうか。市販のコバエ取りを利用することもできますが、自作で「トラップ」を作ることができます。ショウジョウバエはにおいに引き寄せられる習性があるため、空のペットボトルに水とめんつゆ(もしくはお酢)を1:1で注ぎ、洗剤を数滴垂らしたトラップを作ると、水に飛び込み抜け出せなくなります。一週間ほど置いて、効果を確認しましょう。
ショウジョウバエは駆除することができますが、その前に発生を食い止めることが大切です。水廻りは常に清潔を保ちましょう。
参照元:日本防疫「ショウジョウバエの駆除方法と効果的な対策」
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