閉鎖の御堂筋側道にキッチンカー 食べ歩き楽しむ人々の姿、大阪市で社会実験始まる - 産経ニュース

ウッドデッキやテーブルなどが設置された御堂筋の側道＝１５日午後、大阪市中央区（鳥越瑞絵撮影）

新型コロナウイルスの水際対策緩和から初の週末を迎えた１５日、大阪市中央区の御堂筋で、閉鎖した側道にキッチンカーなどを出店させる社会実験「御堂筋チャレンジ２０２２」が始まり、買い物客や訪日外国人客（インバウンド）らでにぎわった。１１月１３日まで。

市は２０２５年大阪・関西万博までに御堂筋の側道２車線を全面歩道化し、令和１９年までに全車線を完全歩道化することを目指している。実験はその一環で、市や周辺事業者らでつくる団体が実施する。

会場は市が今月４日に閉鎖し、歩道化した御堂筋側道の一部区間（長堀通―道頓堀川間の約７００メートル）を利用。ベンチやキッチンカー約１０台を設置し、買い物客らがくつろげる場所を設け、歩行者や周辺道路の交通への影響を調査する。

大丸心斎橋店の前に並んだキッチンカーで食べ歩きを楽しんだ神戸市東灘区に住む会社員、小林美沙さん（２６）は「歩道が広くてにぎやかになった。万博までにぎやかさが続いていってくれれば」と話した。

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