災害時に避難所で温かい食事を提供しようと、倉敷市は、県内のキッチンカーの団体と協定を結びました。
こうした協定を県内の自治体が結ぶのは初めてです。
２１日の市役所での締結式で、県内２４の事業者が加盟する岡山県キッチンカー協会の水谷勝代表理事と、伊東香織市長が協定書に調印しました。
協定では、地震や豪雨などの災害時、市からの要請で、県内で登録されている２４台のキッチンカーが市内の避難所に駆けつけ、炊き出しを支援するほか、防災訓練に協力することも盛り込まれました。
キッチンカーは、避難所で活動を開始してからの３日間については、無償で食事を提供するということです。
伊東市長は「冬には豪雪、夏には豪雨と全国で災害が頻発している。いざというときにご協力をお願いしたい」と述べました。
また水谷代表理事は「キッチンカーには、料理に必要な設備がすべてそろっているので、電気・ガス・水道が止まっていても食事の提供ができる。災害が起きないのが一番だが、料理を通して少しでも心の安らぎになれば」と話していました。
岡山県キッチンカー協会がこうした協定を県内の自治体と結ぶのは倉敷市が初めてで、今後ほかにも広げていきたいとしています。
“避難所で温かい食事を”倉敷市と県キッチンカー協会が協定｜NHK 岡山県のニュース - nhk.or.jp
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