ロードバイクなどで山道を上る「ヒルクライム」の聖地と呼ばれるヤビツ峠への道のりにある菜の花台(秦野市羽根)で、同市が飲食物販売の実証実験を始めた。飲食販売がない場所にキッチンカーを設置して、需要などを探っていく。
駐車場の一角に市内3飲食店のキッチンカーが1台常駐し、各日午前10時~午後6時の時間で営業し飲食物を提供している。9月18日までの間、利用者にはアンケートを行い、需要や意見を調査するという。
菜の花台は、ヤビツ峠へ向かう際の中継地点にあり、天気の良い日には展望台から街並みや富士山などの眺望が楽しめる観光地となっている。季節を問わず観光客が訪れているが、自動販売機はなく、利用者からは飲食物販売の要望が寄せられていたという。
開始から1週間がたち、「展望台に来たら飲み物もなかったのでうれしい」「すてきな景色と一緒に癒やされた」などと利用者から継続を望む声が上がっていて、出店した近くの「丹沢 青山荘」(同市寺山)の天岸純子荘主は「昔からここに飲食物の販売が必要だと思っていた。利用者の喜ぶ顔が見られてうれしい」とほほ笑んだ。結果次第で継続も視野に入れており、市はだの魅力づくり推進課は「ぜひ足を運んでもらい一息ついてもらえたら」と話した。
「ヒルクライム」聖地への中継地点にキッチンカー 秦野 - カナロコ by 神奈川新聞
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