能登半島地震の被災者を支援しようとNPO法人「大阪災害ボランティア」(大阪市西成区)のキッチンカーが10日、石川県七尾市の御祓(みそぎ)地区コミュニティセンターで、炊き出しを始めた。関係者は「被災者の生活再建に役立ちたい」と力を込める。
令和5年10月に設立されたばかりの同法人は今回、七尾市の要請を受けて現地に駆け付けた。
キッチンカーや、支援物資を積んだトラックなど計5台は、10日午前2時ごろ大阪市の事務所を出発。約8時間半後に同センターに到着し、メンバー10人余りが飲料水やブルーシートなどの支援物資を配り、炊き出しの準備を始めた。
同センターには約80人、周辺にも100人以上の被災者が避難しており、支援のニーズが高まっている。
炊き出しは朝、昼、夕の1日3回で、1回で200食を準備する。初回の10日昼は肉うどんを提供し、200食は約30分でさばけた。同センターに避難している80代の女性は「いつも冷たいみそ汁だった。久しぶりに温かいおうどんを食べて本当においしかった」と話していた。
メニューは飽きがこないよう、日替わりでカレーや炊き込みご飯、シチューなどを用意する。
現地で指揮を取る同法人理事長の徳山邦浩さん((63))は「食材や燃料はすべて大阪から運び、被災地に負担をかけないようにしたい。不足すれば必要に応じて大阪から運ぶ。少しでも被災者の生活再建に役立ちたい」と話す。
当面の活動は20日までを予定しているが、要請があれば延長も検討するという。
大阪災害ボランティアのキッチンカー 被災地で炊き出し - 産経ニュース
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