能登半島地震で被災した人たちに温かい食事を届けようと、石川県輪島市にキッチンカーが派遣されることになり、県庁で出発式が行われました。
石川県輪島市の避難所に派遣されるのは、長野県から要請を受けた県内８つの事業者のキッチンカーです。
１日から２週間程度、交代で派遣され「高野豆腐の卵とじ」や「芋煮」などの温かい料理を一日５０食から３００食ほど提供する予定です。
３１日の出発式では阿部知事が「被災地の大きな課題が食事で、温かいものを食べることで未来への希望を持ってもらえる。被災者の思いに寄り添って応援してもらいたい」と激励しました。
県によりますと、輪島市内の避難所ではインスタントラーメンやパックごはんといった食事が続いているケースもあることから、できたての温かいものを食べてもらおうと事業者が協力することになりました。
長野県の要請でキッチンカーが被災地に派遣されるのは初めてで、食材や燃料費などは県が負担します。
日ごろはキッチンカーを活用した地域活性化に取り組んでいる「ながの移動販売つなぎ局」の村上裕紀子代表は「被災地では今でも不定期な炊き出しや備蓄品からの食事が続いているようだ。温かいものを食べることでほっと、ひと息をついて、笑顔になってもらいたい」と話していました。
長野県が要請 県内８事業者のキッチンカー 地震被災地に派遣｜NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp
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