大規模な災害の発生に備えて、上川の鷹栖町はキッチンカーの事業者でつくる団体との間で、避難所での炊き出しなどで協力する協定を結びました。
協定を結んだのは鷹栖町とキッチンカーの事業者でつくる「日本キッチンカー経営審議会」で２６日、町役場で協定の締結式が行われました。
協定では大規模な災害が起きたときにキッチンカーが▼避難所で炊き出しなどを支援するほか、▼水や食料など、生活必需品の輸送を担うことが盛り込まれています。
「日本キッチンカー経営審議会」によりますと、キッチンカーは全国におよそ２万台あり、なかには最大８００食を提供できる大型の車両もあるということで、東日本大震災や能登半島地震の被災地で支援活動を行いました。
災害時、キッチンカーが支援する協定は東京や千葉県などの全国の５つの自治体で結ばれていますが、道内では初めてだということです。
「日本キッチンカー経営審議会」の田中龍二副事務局長は「災害時において“動く食堂”と称されるキッチンカーの機動力は大いに役立つと思う。道内のほかの自治体にも協定の輪を広げ、社会に貢献していきたい」と話していました。
鷹栖町の谷寿男町長は「冬の避難所では温かい食事を取れるかどうかが町民の健康を左右する。災害時の安定した食料供給のため、協定の締結は重要な一歩だと思う」と話していました。
鷹栖町とキッチンカーの団体 災害時に炊き出しなどの協力協定｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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