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Saturday, March 16, 2024

これからの対面キッチンレイアウト 重要なのは「いただきます動線」と「ごちそうさま動線」~キッチン・ダイニング ... - 健美家株式会社

パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社は、都市圏在住で対面型キッチンを使用している30~60代の調理に一定の関与度を持つ女性300人を対象とした「キッチン・ダイニングにおける生活実態アンケート調査」を2024年2月に実施。

「いただきます動線(配膳しやすい動線)」「ごちそうさま動線(下げ膳しやすい動線)」を確保するためには「ダイニングとキッチンの距離」が大切と考えている事がわかった。

■調査結果

(1)ダイニングとキッチンの往復回数

食事前、食事中、食後でダイニングとキッチンの往復回数は平均8回で10往復以上する人も全体の約3割。

食事の配膳や下げ膳だけでなく、箸やスプーンなどのカトラリー、調味料やお茶などを取りに行ったり、おかわりや温め直しをしたり、何度もキッチンとダイニングを往復していることが推察される。

ダイニングとキッチンを何回往復するか
ダイニングとキッチンを何回往復するか

(2)家族に手伝ってほしいキッチン作業 1位「下げ膳」「片付け」72%、2位「配膳」68%

切ったり炒めたりする調理作業よりも、食事前後のお手伝いを家族に求めていることが分かった。

どんなキッチンの作業を手伝ってほしいか
どんなキッチンの作業を手伝ってほしいか

(3)配膳・下げ膳の主体者

「いただきます」をする前の配膳においては「ご自身」で行う人が81%。「家族と一緒にアツアツの出来たて料理を食べ始められることに魅力を感じる」人が87%いる一方で、「配膳や調理をしている間にご自身の食事が冷めてしまった経験」をしている人が72%にのぼることがわかった。

さらに、「ごちそうさま」のあとの下げ膳についても、約半数の人が「ご自身」で行っていることが分かった。

そのため、77%の人がダイニングテーブルからシンク(流し)、または食器洗い乾燥機までの距離が近いことに魅力を感じている。

さらに、「ダイニングテーブルとキッチンとの距離が近づくことで家族の協力が得られやすくなる」と考える人が60%とダイニングテーブルとキッチンとの距離の短さが大切であるということがわかる結果となった。

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主に配膳する方
主に配膳する方
家族と一緒にアツアツ料理を食べられることの魅力度
家族と一緒にアツアツ料理を食べられることの魅力度
ご自身の食事が冷めてしまったという経験
ご自身の食事が冷めてしまったという経験
主に下げ膳する方
主に下げ膳する方
ダイニングテーブルからシンク(流し)、または食器洗い乾燥機までの距離が近いことの魅力度
ダイニングテーブルからシンク(流し)、または食器洗い乾燥機までの距離が近いことの魅力度
ダイニングテーブルとキッチンとの距離が近づくことで家族の協力が得られやすくなると思うか
ダイニングテーブルとキッチンとの距離が近づくことで家族の協力が得られやすくなると思うか

■キッチンレイアウトの新提案

パナソニック ハウジングソリューションズでは、従来のキッチンスペースにダイニングテーブルを組み込んだ今までにないコンパクトなダイニングキッチンプラン「ハイパフォーマンスなII型対面プランのキッチン空間」の提案を2023年12月に開始。

ダイニングテーブルをキッチン側に取り込むことでリビング空間を広くとることができ、都市型住宅やリノベーションなどに好評を得ているという。

参考

上図:従来 下図:新提案ハイパフォーマンスなII型対面プラン

上図:従来 下図:新提案ハイパフォーマンスなII型対面プラン

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このプランでは「ダイニングとキッチンの距離」を短くすることで「いただきます動線(配膳しやすい動線)」「ごちそうさま動線(下げ膳しやすい動線)」を確保することが可能。

従来、調理・片付け中心であったキッチン視点から、配膳・食事を含めたダイニング・キッチン視点へ考え方を刷新した。今回、このレイアウトついて、関連意匠も含めて意匠出願中(内装の意匠)。

パナソニック ハウジングソリューションズならではのプランとしてさらに提案を強化していくという。

■建築設計者目線でのキッチンレイアウトのコツ
【住宅設備関連のアドバイスをしている建築家タブチキヨシ氏からのコメント】

「キッチンやダイニングは家の中心であり、家族や友人とのコミュニケーションが行われる場所です。

時代が変わり、キッチンが『奥様の城』ではなくなってきています。

単純に時短だけを求めるのではなく、そこにコミュニケーションが生まれ、情緒のあるものでないとお客様の満足度は上がりません。

日本の家族のコミュニケーションをもっと良くするという考え方がカルチャーを変えると思います。

そういう意味では、『食べる』行為をおこなうダイニングテーブルと『料理を作る、片づける』行為をするキッチンの距離が大切になります。

作るところと食べるところが近いと自然にコミュニケーションが生まれます。

『いただきます』のための配膳や『ごちそうさま』の後の下げ膳がすぐにできることは気持ちが良いですし、距離が近いと自然に家族1人1人が自分で配膳や下げ膳をするようになりそうですね。

みんなが手伝うというコミュニケーションが生まれることは幸せ(Happy)な暮らしにつながると私は思います。

一方で物価が高くなり、住宅の狭小化でLDKが小さくなる中、家族がくつろぐ空間をどう作るかも重要なポイントです。

例えばリビングのソファをゆったり置けるスペースをとるなど、狭くてもくつろげる場所を確保することが大切です。

今回パナソニックが提案するII型対面キッチンは、リビングを広くとれるところが素晴らしいですね。

一般的な住宅の広さでは、2,550 mmのI型対面キッチンしか配置できなかったという現状があります。

今回のII型対面キッチンは、この2,550 mmの中に違和感なくダイニングテーブルを取り込んだまったく新しい空間提案となっています。

吊戸棚を使いやすい高さまで下げて設置することで、食器棚を置くスペースを節約でき、スッキリした空間に仕上がるデザイン性の高さも、プロとしても印象が良かったです。

2列のキッチンとダイニングテーブルのラインがきれいにそろっていて気持ちが良く、今までになかった新しいレイアウトの提案になっているので、内装の意匠として申請されているのも納得です。

今後のパナソニックのII型対面キッチンが多くのご家族をハッピーにしてくれることを願っています。」

●住宅デザイナー・クリエイティブプロデューサー
タブチ キヨシ氏(1974年生まれ名古屋在住)

株式会社house stage代表取締役
株式会社タブチキヨシ住宅デザイン事務所代表取締役

2024年2月6日マツコの知らない世界に出演し、「間取りの世界」についてマツコさんと語る。KADOKAWAより間取り本を2冊全国書店販売中。Instagramでは3万人のフォロワーがいるインスタグラマーでもあり、大手建材メーカーやエクステリア業界とも共同での商品企画等々の仕事を多数行っている。

自身の工務店にて新築・リフォームを設計施工しながら、全国の工務店のコンサルやサロンを展開中。

健美家編集部

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