災害時の避難生活を支援しようと道東の釧路町はキッチンカーの事業者で作る団体との間で炊き出しに協力してもらう協定を結びました。
１１日釧路町役場で行われた締結式では小松茂町長と「釧路キッチンカー協会」の嶋倉直映会長が協定を取り交わしました。
協定では、釧路町と釧路市にある７社のキッチンカーあわせて９台が避難所で炊き出しに協力し、温かい食事を提供して被災者のストレスや不安をやわらげることを目指します。
飲食店を経営しながらキッチンカーでの出店もしている「釧路キッチンカー協会」の嶋倉会長が町に協定を提案したということで「能登の震災でキッチンカーの事業者がまわっているのを見て黙ってはいられない思いで他の事業者にも声をかけた。何か起こったときにすぐ動ける体制にして、温かい食事や甘いもので皆さんを笑顔にしたい」と話していました。
釧路町の小松町長は「中長期的な避難生活になった時、栄養価を考えた食事が必要だ。自治体に出せるものは限りがあるので設備の整ったキッチンカーが来てくれるのはありがたい」と話していました。
災害時のキッチンカーによる支援をめぐっては、道東では釧路市も北海道のキッチンカー協会と同様の協定を結んでいて、キッチンカー活用の動きが広がっています。
釧路町 キッチンカー事業者団体と炊き出し協力協定｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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