大阪府豊中市が住宅街で進めている「キッチンカー」の営業を支援する実証実験の範囲が市内全域に拡大され、出店事業者が約20になった。新型コロナウイルスの影響で飲食物のテークアウト需要が高まる中、市民らの評判は上々。市は、感染防止だけでなく、利便性向上や災害時の有効性についても検証を続けている。
この実験は、キッチンカーなどの車両を活用したランチ提供事業を展開する「Mellow」(東京)の協力で実施している。同社と市は昨年6月に、地域活性化や災害・緊急時対応に関する包括連携協定を締結。第1弾の実験は8月に3週間にわたって行われ、2事業者が市内3カ所で出店した。
好評を受け、その後も段階的に事業者数や、営業日数、実施地域を増やしてきた。今年4月からは実施場所を4カ所追加。これまで社会実験を実施した場所は合計11カ所となった。これによりキッチンカーの出店場所は市内全域に広がり、中には、この社会実験では初めて民間駐車場を使うケースも生まれている。
市創造改革課は「新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出自粛が呼びかけられている中、キッチンカーの需要が高まっているようだ。今後も継続的な営業ができるかを含めて検証を続けていきたい」と話している。
キッチンカー社会実験 コロナ禍で需要拡大 大阪・豊中 - 産経ニュース
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