ロシアによる軍事侵攻を受け、彦根市に避難しているウクライナ人の女性がキッチンカーでウクライナ料理を販売することを目指して、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを始めました。
イリーナ・ヤボルスカさん（５０）とギャリーナ・イヴァノヴァさん（８０）は、ウクライナ東部にある第２の都市ハルキウで暮らしていましたが、ロシア軍の砲撃が迫り、ことし３月、娘夫婦が住む彦根市に避難しました。
イリーナさんは避難生活が長引く中、働く場所を作ろうと、得意の料理を生かしてキッチンカーでウクライナ料理を販売することを考えました。
イリーナさんたちはキッチンカーを購入する資金を集めようと、今月２日からインターネットで寄付を募るクラウドファンディングを始めました。
イリーナさんによりますと、キッチンカーで販売するのは、クレープのような生地にクリームチーズや鶏肉などを挟んだ「ブリンチキ」というウクライナの伝統料理です。
イリーナさんは「ウクライナで一刻も早く戦争が終わり、元の生活に戻ることを望んでいます。日本で暮らす中、時間的にもコスト的にもキッチンカーは最善のアイデアだと考えました。彦根で、日本の人たちにウクライナ料理を味わっていただき、笑顔を見られることを望んでいます。同じ避難民の雇用の場となることも目指しています」と話していました。
寄付は、クラウドファンディングの専用サイト「ＣＡＭＰＦＩＲＥ」で、受け付けています。
彦根市のウクライナ避難民がキッチンカー購入に向け寄付募集｜NHK 滋賀県のニュース - nhk.or.jp
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