ロシアによる軍事侵攻を受け、滋賀県彦根市に避難しているウクライナ人の女性が働く場所を作ろうと、キッチンカーを借りてウクライナ料理の販売会を開きました。
イリーナ・ヤボルスカさん（５１）と母親のギャリーナ・イヴァノヴァさん（８０）は、ウクライナ東部のハルキウで暮らしていましたが、ロシアの軍事侵攻を受けて、ことし３月にイリーナさんの娘夫婦が住む彦根市に避難しました。
イリーナさんたちは、避難生活が長引く中で、働く場所を作るためウクライナ料理を販売しようと考え、キッチンカーを借りて、２８日、販売会を開きました。
販売したのはクレープのような生地にクリームチーズや鶏肉などを挟んだ「ブリンチキ」というウクライナの伝統料理で、訪れた人たちが次々と買い求めていました。
大阪から訪れた家族連れの男性は「ウクライナ料理を初めて食べて新鮮に感じます。もちもちした生地でおいしいです」と話していました。
イリーナさんは「不安もありますが、うまくいくと期待しています。将来はほかのウクライナの避難者が働く場所も提供したい」と話していました。
販売会は２９日も行われ、今後は、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを利用してキッチンカーを購入し、７月のオープンを目指しているということです。
彦根市でウクライナの避難女性がキッチンカー使って料理販売会｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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