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Tuesday, August 30, 2022

西浦和駅近く 住民の交流拠点オープン 団地キッチンで「食」楽しもう 高齢者と若者集うきっかけに - 東京新聞

施設の中心となるカフェ。飲み物や食事が気軽に楽しめる=いずれもさいたま市桜区で

施設の中心となるカフェ。飲み物や食事が気軽に楽しめる=いずれもさいたま市桜区で

 JR西浦和駅(さいたま市桜区)の南に広がる田島団地。完成から五十七年がたち、高齢化が進む中「食」をテーマにした団地住民の新たな交流拠点が三十日にオープンした。その名も「団地キッチン」。食事ができるカフェに加え、料理教室やイベントで住民が共同で使える「シェアキッチン」やクラフトビールを醸造するブルワリーも備える。地域の魅力を発信することも期待される施設だ。(藤原哲也)

旧埼玉りそな銀行西浦和支店の建物を改装した施設の外観

旧埼玉りそな銀行西浦和支店の建物を改装した施設の外観

 団地キッチンは西浦和駅の近くにある旧銀行支店ビルの一階を改装。約三百平方メートルのフロアにはカフェ、イベント用、菓子・総菜製造向けと用途の違う三つのシェアキッチン、ブルワリーが並ぶ。すべてガラス張りで明るく、開放的な空間だ。田島団地を管理する都市再生機構(UR)のグループ会社である日本総合住生活(JS)が初の試みとして整備した。

ビール造りの拠点となるブルワリー。シェアキッチンも含めて施設内はすべてガラス張りで見えるようになっている

ビール造りの拠点となるブルワリー。シェアキッチンも含めて施設内はすべてガラス張りで見えるようになっている

 カフェでは飲み物などのほか、昼食時間には定食を提供。シェアキッチンでは販売を目指した商品作りもできる。ブルワリーでは地域発のビール造りを視野に入れていて、桜区の花であるサクラソウを使った地ビールなどを地域住民らと作り出したい考えだ。

 田島団地は県内有数の大規模団地で、五十四棟の千九百六戸からなるが、近年は住民の高齢化が進行。JSによると、今年一月時点で六十五歳以上の住民は約52%と半数を超える。コロナ禍も相まって、外出がおっくうになった高齢者らが気軽に外に出て、食事やお茶が楽しめる施設の需要は高まっていたという。

施設内で最も広いイベント向けのシェアキッチン

施設内で最も広いイベント向けのシェアキッチン

 今月二十九日に記念式典があり、JSや市、地域住民の代表らがテープカット。三十日からカフェの営業が始まった。シェアキッチンとブルワリーの活用は十月からを予定している。

 式典でJSの石渡広一社長は「意見を伺いながらいろんなイベントを企画して、地域の活性化や交流の拠点として育てていきたい」とあいさつ。出席した田島団地自治会の照井光子会長は「団地内の商店街には飲食店がないので多くの人が楽しみにしている。シェアキッチンで交流が増えることは喜ばしいし、味わいのあるビール造りを通じて団地以外の若い人や女性たちが集うきっかけにもなれば」と期待していた。

 営業時間は午前十一時〜午後八時。水曜、日曜定休。問い合わせは「団地キッチン」田島=電048(767)6404=へ。

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