「子ども食堂」に新機軸…キッチンカーで回る「移動式」や英会話学べる「育成型」 - 読売新聞オンライン

　子供たちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」の活動が広がる中、栃木県内で３月から、キッチンカーで地域を回る「移動式」や、学習機会を充実させる「育成型」など、新たな試みがスタートする。（亀田考明、奥山大輝）

　宇都宮市の市民有志６人で企画する「移動式子ども食堂」は、キッチンカーで市内のスーパーを回り、子供に食事を提供する。

　きっかけは、代表の菊池高子さん（５４）が昨年、街で子供が「貧乏じゃないから子ども食堂には入らない」と話すのを聞いたこと。「人目を気にせずに入れることも大切」と移動式を思いつき、同級生ら５人とともに準備を進めてきた。

　キッチンカーは３月から毎週土日、午前９時から夕方にかけて「アピタ宇都宮店」などのスーパー敷地内に開店予定。大人には６８０円（税別）で販売する焼きそばなどを、小学生以下には無料で提供する。１日当たり子供１５人ほどの利用を想定しているという。

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