キッチンカー事業を始めようと決めたものの、周りからは「できるわけない」と反対された。でも私は実現と成功を疑っていなかった。決断した自分の心を、自分で褒めた。自分で自分をねぎらい、自分の心を味方にすれば、逆境にぶつかったとしても、自然と力は湧いてくる。こう考えられるようになったのも、力を貸してくれる人たちと出会ったからだ。
まず連絡を取ったのが、顧問税理士に紹介してもらったある会社の社長だ。その社長は自身の会社でもキッチンカーの運営をされていて、車両のカスタマイズも手掛けている。電話でキッチンカー事業を始めたいと考えた経緯を話したところ、まずは一度会って話がしたいという。実際にお会いして話を聞くと、完成までのイメージが具体的になってきた。社長は私にこう言った。「キッチンカー事業を始めたいと思っても、予算や『難しそう』というイメージで諦めてしまう人が多い。だからこそ今回、佐藤さんの挑戦してみたいという思いを実現させたい」
私はその言葉を聞いて、この会社にキッチンカーの製造をお願いしようと決めて、見積もりを依頼した。私は、調理済みの物をキッチンカーで販売するのではなく、その場で調理した出来...
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