ロシアの軍事侵攻を受けて彦根市内に避難しているウクライナ人のイリーナ・ヤボルスカさん(51)とその家族が八日、母国の家庭料理「ブリンチキ」を販売するキッチンカー「Faina(ファイナ)」を東京都千代田区丸の内仲通りにオープンした。
母国の食を通じて避難者が日本人と交流し、職をつくるプロジェクトに三菱地所が賛同し、東京駅に近い丸の内オフィス街の一角で営業がスタートした。キッチンカーは七月に始めた彦根市内に続き、丸の内は二台目となる。
販売するのはクレープに似たモチモチの生地にチーズやチキン、シャケを包んだ三種類のブリンチキ(四百円)とドライフルーツを使ったサッパリした飲料ウズバル(二百五十円)。
午前十一時半に開店すると、ウクライナの味を買い求める人にイリーナさんや娘のカテリーナさん(31)が笑顔で提供していた。
三種類のブリンチキとウズバルを買った中央区銀座のIT企業経営者、中野宗さん(57)は「おいしかった。避難者が日本社会で自立して暮らしていこうという努力をたたえ、応援していきたい」と話した。
丸の内では月、水、金曜の午前十一時半~午後二時半に営業する。イリーナさんは「初日にたく...
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