料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、ムシムシした季節でも食欲をそそる「梅とアボカドの春巻き」を紹介します。
アボカド、トロ〜リ。梅の酸味がアクセントに
揚げ物は面倒…と思う方も多いかもしれませんが、おうちでつくるのがいちばん美味しいですよね。アツアツの揚げたてを食べられるからです。
今回の春巻きは、皮はパリッとして、アボカドはトロ〜リ、梅の酸味がアクセントになって止まらない美味しさですよ。
少量の油で揚げ焼きにするので、揚げ物のハードルも下がります。
アボカドと梅の春巻き
「梅とアボカド?」という意外な組み合わせですが、これが絶品なのです。梅干しの酸味と塩味を生かすので、味付けは不要。
揚がったら、塩を少しつけて食べるのもおすすめです。
<材料(8〜10個分)>
・春巻きの皮…1袋
・アボカド…1個
・梅干し…2〜3個(春巻き1つに1/4個が目安)
・大葉…春巻きの皮と同じ枚数
・揚げ油…適量
※今回使った春巻きの皮はミニサイズです。大判の場合は、アボカドと梅干しの量や使う皮の枚数を調整してください。
<つくり方>
1. アボカドは皮をむき、種をとって、斜め切りにする。
2. 春巻きの皮の中央に大葉を置き、アボカドをのせる。梅干しは種をとり、1/4ほどの大きさにしてアボカドの上にのせる(今回は1/8個を2つのせています)。
3. 手前の皮がアボカドの上にくるように巻いて、両端をたたみ、皮の端に水をつけて糊代わりにして、先までくるりと巻いたら、巻き終わりを下にしておく。
4. フライパンに1cmほどの深さに油を入れ、中火で温め、こんがり焼き色がつくまで揚げ焼きにする。
<ポイント>
「皮の巻き終わりを、小麦粉を水でのばした糊でくっつける」のが春巻きづくりの定番ですが、私はいつも水を糊代わりにしています。巻き終わりを下にしておいてくださいね。
どの具材を組み合わせようか、考えるのも春巻きづくりの楽しみ。梅干しはいろんな素材と相性がいいので、他にもいろいろと試してみてくださいね。
味つけ不要、使う油は1センチ。カラッと美味しい「梅とアボカドの春巻き」|キッチンにひと工夫 - roomie
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